実務者研修を受講してみよう
実務者研修を受けてみよう!
知識を深める資格取得
現在、介護業界が注目され、働く側としても求められるものが増えてきました。そして介護業界においても、公的資格の重要性は高くなり、介護系資格が必須の施設も増えてきています。人材確保を重要視する現場としても、「有資格者であれば、積極的に採用したい」という声が明確に聞こえるようにもなってきました。
さらに、2016年度の介護福祉士国家試験から、実務者研修を修了することが義務化されました。より専門的な知識を深めるための実務者研修について、定義やその研修の難易度をみていきましょう。研修を受講するメリットなども紹介していきます。
実務者研修の定義とは
実務者研修とは、介護の基本的な知識と技術を習得するものです。また、初任者研修の上位の資格としても知られています。より現場で必要となる、実践的な知識と技術が得られるようになりました。これまで別々だった介護職員基礎研修とホームヘルパー1級が「実務者研修」へと統一され、少し複雑だった介護資格が分かりやすくもなり、資格取得に向けて動きやすい環境が整ってきています。また、資格取得をやりがいのひとつにするための動きとも言え、わかりやすい次のステップになっています。
実務者研修は誰でも受講することが可能で、修了試験は特に義務付けられていません。そのため、試験については各スクールによって異なる部分があります。基本的には、必須講座の全過程を受講することで修了となるのです。
実務者研修の受講メリット
実務者研修は、介護業界でステップアップするためには欠かせない資格と言えるので、取得するとメリットになるでしょう。またサービス提供責任者になるためにも、実務者研修を修了することが基本です。サービス提供責任者として働く場合は、ケアマネジャーと連携を取り各方面との調整や、ホームヘルパーの派遣も行ないます。
またサービス提供責任者は、介護事業所に必ず配置しなければならない役職なため、これからもニーズがある職種です。さらに医師や看護師のみができる、医療的ケアについての基礎知識を学ぶことができます。実務者研修を修了し実地研修を受ければ介護職員でも、この処置が可能になります。
訪問介護事業所で必ず配置される「サービス提供責任者」になるためには、実務者研修の修了か介護福祉士の資格が必要となります。
未来ケアカレッジでは、オリジナルのテキストを使いながら補講や丁寧な指導を実施し、充実した実務者研修を行ないます。
実務者研修を受講してみる
初任者研修との違い
初任者研修と実務者研修の違いをみていきます。まず初任者研修では、介護福祉士の受験資格には当てはまりません。しかし、初任者研修修了者は実務者研修修了者と同様に、サービス提供責任者になることができます。ただし、実務経験が3年必要であり、さらに介護事業所の介護報酬が10%減算されてしまいます。一方、実務者研修終了者であれば、減算対象にならずに実務経験がなくてもサービス提供責任者になることは可能になるのです。